ストーリー3 【親の愛情】
あなたの親孝行navi〜母の日・父の日だけじゃない。親孝行をするすべての人を応援します。〜

ストーリー3 【親の愛情】

【永久保存版】読んだら必ず親孝行したくなるお話より

今日、母が死んだ。

実は母に会うのは今日が初めてになる。

物心ついた頃には俺は孤児院にいた。
院長の話によると俺の母は父を失ってしばらくしてから生まれたばかりの俺を連れてここへ来たらしい。
「必ず迎えにくるから」と言い残して。
でも何年経っても迎えに来なかった。
親の愛情には飢えていたが、仲間がいるからなんとかやっていけた。
中学を卒業してから施設で就職の世話をしてくれた。
数年後、結婚をして子供もでき、裕福ではないけれど幸せな家庭を築こうとしていた。

世話になった施設から電話の連絡があったのは今朝だった。
母が死んだという知らせだった。
俺は院長とふたりで葬儀場に向かった。
母親側にも家庭があるだろうという配慮で俺は仕事関係の知り合いと いう立場で葬儀に参列した。
母の夫らしき人に
「最後に顔だけでも見てやってください」
と言われて俺は棺の中を覗いた。
そこには優しい顔をした女性が眠っていた。
気のせいか少し微笑んでいるようにも見えた。
俺は急に胸がつかえたような気持ちになり涙があふれてきた。
俺は誰にも聞こえないような小さな声でこう言った。

ウンドウカイ ニ ダレモ コナクテモ
サンカンビ ニ ダレモ コナクテモ ヘイキ ダッタ
ハハノヒナンテ キョウミ モ ナカッタ
デモ・・・・
ハジメテ アナタ ノ カオヲ ミルノニ・・・・
ドウシテ ナミダ ガ デテクルノダロウ・・・
('Д` ) ウウッ・・・・・
アナタト オハナシ シタカッタ・・・
アナタニ アマエタカッタ・・・・
アナタニ シカラレタカッタ・・・
イッパイ・・・イッパイ・・オヤコウコウ シタカッタ

母に会ったのはそれが最初で最後だった。
母と過ごした日々は今日に始まり今日で終わった・・・。
たった一日だが俺の人生の中で最も深く刻まれた一日になるだろう。

2011年4月に2ちゃんねるに立ったスレより転載



 このページの上へ
 一つ前のページに戻る
 「あなたの親孝行navi」のトップページへ
 現在地
  HOME2ちゃんねるのまとめ→ストーリー3 【親の愛情】